Green pot
課題名:少人数の暮らし方 ~新潟最小限住居の提案~
《コンセプト》
そう遠くない将来、自分自身がどんな家でどの様な環境で日々の生活を送りたいのかを素直に考えてみる。
身のまわりの品物は最小限に留め、積極的に街の機能を拝借する。
小さな中庭に面した薪サウナで桂の樹を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごしたいと思う。
街中では今、多くの街路樹が姿を消している。
自分の植えた樹が自分だけに向くのでなく、街の
Green pot になる事をゆっくりと想像する。
《余談》
本来このコンペは若い方向けであり、審査委員長の手塚貴晴さん、由比さんからも「おやじ」には取らせたくない!と冒頭に宣言された。
それでも私が取らざるを得なかった背景には、若い方の自由な発想やワクワク感、思わずその場が楽しくなるプレゼンがとても薄かったように思える。
それは本人と言うより時代、社会背景に起因しているのかもしれない。
逆に「おやじ世代」の私達がもっともっと、建築、住宅、住まう事、日常の楽しさなどを積極的に発信しなければいけないと思う。
来年以降も「おやじ世代」のコンペ参加を熱望します。
《最後に》
審査のあと、手塚さんに「住宅の公共性」と「住宅は建築なのか」を問いかけました。
「おやじ」である私もまだまだ若造であると少し反省しました。
コンペ発表の日は30年タイムスリップした気分でとても楽しい時間を過ごせました。